23＊ryota＊ ページ23
「あ、そういえば、化粧水…」
「ん？」
「宮舘くんに、合うの、今度あげるって前言ってたのに
あれから、なかなか会えなかったから。」
「あぁ。インターホン押してくれてもいいのに。」
「……いや、なんか……ね？」
「はは、笑
じゃあ、今日貰っていい？」
「あ、うん！もちろん！」
そのタイミングで、エレベーターが目的の階に到着。
扉を押さえて先に彼女を下ろせば
「……紳士だね。ほんと。」
「んー？普通のこと、では？」
「ふふ。そっか。普通か。笑」
ふわふわ微笑む彼女に、俺の胸の中もふわふわ。
「あ、中でちょっと待っててくれる？」
鍵を開けた彼女。
扉を閉めた玄関先で、待つことになった。
「……お邪魔します」
同じ間取りで、同じ作りの玄関。
置いてあるものが違うだけで全く違う色になる。
………意外と、可愛いものが好きなのか。
下駄箱の上には、白いクマのぬいぐるみが置いてあった。
「お待たせ。……ん？なに？」
「……あぁ、
意外な可愛いもの、見つけたから。」
「あぁ。テディベア、好きなんだ。特に白いの。」
「へぇ。……可愛いね。」
「でしょ？」
「ふふ、笑
うん。可愛い。」
………"あなた"が。
「はい。これ。」
ショップの袋に入った化粧水を手渡された。
「お支払いは？」
「お隣さん特権です。あと……
………お詫びと、お礼。」
「あは、笑
お詫び？」
「……ん。やっぱ、悪いこと、したから…」
「……お互い様だって言ったじゃない。」
「……宮舘くんのは、優しさ。
私のは、ただのワガママ。
全然違うから。
お互い様じゃないよ。」
「………"優しさ"、ね。」
「……もう、大丈夫だから…
あの日は……誕生日だったのにって、余計に落ち込んじゃっただけだから……」
「そう。」
「ん。だから…」
「………不思議なんだけどね？
…言い聞かせてるように、見えちゃってんだよね。俺には。」
１歩近付いて、少し高い位置にいる彼女との目線を合わせれば
途端に泳いだ彼女の視線。
「………俺、今キスしようとしてる。」
「え？」
「……逃げるなら、今。」
「！」
「……時間切れです。」
その唇に軽いのを１つ贈っておいた。
「……これ、ありがとう。それじゃあ、また。」
閉められた扉の中で、彼女はどんな顔、してるだろう。
少しは、俺に染められてる？
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HANA*(プロフ) - みこまさん» 最後までお付き合いありがとうございました🌹私の♡を連打して下さいました🌹←ロイヤル？🤣ありがとうございます🌹笑 (4月11日 7時) (
レス) id: d37919878c (このIDを非表示/違反報告)
HANA*(プロフ) - まあさん» 最後までお付き合いありがとうございました🌹続き、楽しみにしてくれてるー、わぁーい！❤️🤣お楽しみに🌹 (4月11日 7時) (レス) id: d37919878c (このIDを非表示/違反報告)
HANA*(プロフ) - 暖音さん» 暖音さん、お久しぶりです🌹ちょっと大人なお話でございやした🌹"ロイヤルじゃないとこ出ちゃうよ舘様"、がテーマでした🤣笑 (4月11日 7時) (レス) id: d37919878c (このIDを非表示/違反報告)
HANA*(プロフ) - Snoニャンさん» 最後までお付き合いありがとうございました🌹生きてくださーい！🤣❤️笑 また続編ちょびっとですが、公開致しますので、生きててくださいね😂🌹 (4月11日 7時) (レス) id: d37919878c (このIDを非表示/違反報告)
HANA*(プロフ) - kさん» 最後までお付き合いありがとうございました🌹ドキキュン出来ましたか😆続編もお楽しみにぃ❤️ (4月11日 7時) (レス) id: d37919878c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：HANA*
| 作成日時：2024年4月2日 19時
